楽に行こう!

のむさんチのライフログ

リスクに備える(その10) - Amazon Glacier は S3 経由で利用する

リスクに備える(その8) - 動画以外はほぼ全て Amazon Glacier へ - 楽に行こう! で動画と更新する機会の多いデータを除くほぼ全てのデータを Amazon Glacier にバックアップするようにした。が、けどそれは CloudBerry Backup for WHS v1(CBB for WHS v1) から直接 Glacier を使うという方法。けど、Glacier の特徴からバックアップしたツールからしかファイル名が見えないという事に。つまり、 CBB for WHS v1 が無いとデータをリストアするのが難しいって事(もしかすると方法はあるかもしれんけど)。

で、そのような不測の事態の事を Amazon Glacier の使い方を再考 - 楽に行こう! で考えよったけど、Glacier は直接使う分にはいろいろと面倒な事が多い。で、結論から言うと

  • Glacier は直接使わず、S3 から Glacier への自動アーカイブ機能を利用する

事にした。これは、S3 で作成したバケットに Lifecyle という形で Glacier へ自動的にバックアップの設定ができるというもの。これを設定しておくと、S3 に保存したデータが指定した期間経過すると自動的に Glacier へ移動される(S3 からは従来通りファイルが見えるので、実体が Glacier に移動して S3 にはエイリアスがあるみたいな感じ)。

これだと、Amazon S3 が扱えるツールであれば CBB for WHS v1 以外からもデータを参照したり取り出す事ができる。しかも Glacier の低料金のメリットを享受する事ができる。

設定は CBB for WHS v1 の [Archive to Glacier] から対象としたいフォルダを指定するだけ。

Amazon Web Service Console(AWS Console)上は次のように Lifecycle で Glacier へのアーカイブ指定がされている事が分かる。

S3 にデータをあげたら即 Glacier にアーカイブして欲しいので [Time Period] は "0" に(というか、CBB for WHS v1 から Archive to Glacier の指定をするとデフォルトでこうなる)。

この方針変更のため、

  1. CBB for WHS v1 から Glacier に上げたデータを全て削除
  2. CBB for WHS v1 の Glacier バックアッププランを削除
  3. CBB for WHS v1 の S3 バックアッププランに全データを指定
  4. バケットに対して上の Glacier アーカイブを指定
  5. S3 バックアッププランを実行

としてバックアップから数日後に AWS Console で S3 の状況を見ると、全データの [Storage Class] が "Glacier" になっているのを確認(つまり、S3 から Glacier にデータが移動してる)。めでたし、めでたし。


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