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のむさんチのライフログ

好調の任天堂、に乗れない我が家

メタボが気になる昨今、ますます Wii Fit をやってみたい気がもりもり。でも、大蔵省の OK はなかなか出んのよねぇ(^^;。しばらくは今ある体組計+はてなグラフでやるしかない。

それはそうと任天堂は DS と Wii が相変わらず好調みたい。自分も昔こういう事を書いたけど...

さて、任天堂 (2000/8/4)


先日、とある雑誌で任天堂社長の中内氏の記事を見かけました。タイトルは「ゲームの重厚長大路線は滅びの道」。記事は、「今のようなハードの高機能化、ソフトの大容量化が進めば、ゲーム業界は衰退するだろう。イカン、危険だ」、といったような感じの内容です。

ご存じの通り、任天堂は83年(でしたっけ?)にファミリーコンピュータを発売し、家庭用テレビゲーム業界の巨人になったわけですが、現在はプレイステーション2を擁するソニー・コンピュータ・エンタテイメントにその座を奪われた感じです。それがよっぽど腹にすえかねたのか、「ハードのスペックに頼ったきらびやかで内容のないゲームがジツに多い。ゲームの面白さはもっと別のところにあるのだぁ」と記事にも気合いがはいってます。ま、本人も言ってますが、別にプレステ2を非難するつもりはなくて、山内氏の言いたいことはもっと大きな次元の話しだそうですが。で、それは。。。

今のような高機能なハードの場合、作り手はどうしてもハードの機能を使おうとすることで手一杯になる。今まではアイデアで勝負してきたクリエーターも少々ネタ切れ気味。安易なリアル指向の大容量ゲームの氾濫は、実はクリエーターの行き詰まり感の産物だ。しかし、今後クリエーターの負担は増え続け、ただ見た目だけの中身のないゲームを生み、駄作ゲームが氾濫するようになると、ユーザはゲームから遠ざかる、と。

ふーん、確かにこのままソフトの肥大化が進んだら、コストばかり増えてどうしようもなくなるかもしれないですね。それに、ただリアルなだけのゲームもみんな飽きてきたんじゃないかなあ。いくらすごい映像を見せられても、すぐ慣れちゃいますからねえ。クリエーターはまた前作以上のリアル&大容量のゲームを作らなきゃならなくなる。昔のハードは大した機能と性能がなかったから、どうしてもアイデア勝負になったんでしょうね。昔のクリエーターが特別すごかったわけじゃなくて、必要に迫られてアイデアをひねり出したって感じかも。そうなると今のクリエーターは環境(ハードの機能)が良すぎるんだろうと思います。

山内氏の言い分も分かるけど、ハードの機能を活かした最先端のゲームもそりゃ是非やりたい(プレステ2にがんばってもらって)。けど、そればっかりにはなってほしくないですねえ。スーパーマリオがなんで面白かったかを今のクリエーター(と上の偉い人)に思い出してもらいたい*8 。クリエーターが考えもつかないような遊び方ができるゲームには、リアルな映像も大容量のデータもいらないんですから。

今月には任天堂の新しいハードが発表されるようです。ハードのスペック向上はもちろんやるが、それだけではない、という山内氏の言葉は本当かどうか。確かに任天堂は、まだそういうゲームを作ることが出来る会社だと思いますが、さて。

ちょっと前のゲーム離れ、そして DS での大人もちょっとした時間に楽しめる簡単なゲームのヒットや、Wii SportsWii Fit という新ジャンルのゲームの成功などなど。。。山内さんの言う通りの展開になってきたような気がする。

それを体験できない我が家。果たしていつ体験できるんやろか? おっと、DS は持ってます(^^;。