ドキュメント・スキャナ ScanSnap S1500 購入
→ScanSnap S1500 を使うて1ヶ月のまとめ - 楽に行こう!
事の始まりはテルが小学校に上がった時から。
4, 5月はそうでもなかったけんど、だんだんといろんなプリントを持って帰るようになってきた。学校やPTAからのお知らせに始まり、日々のちょっとしたテストの答案用紙とか。これが結構な量になるんよね。
加えて、チナミが幼稚園に行くようになって、嫁さんが園の役員をやる事になったもんやき、それ用の資料まで加わって。。。嫁さん的にも家的にも整理・保管に困るように。。。そりゃ見たら捨ててもえいけんどせっかくやき残せるものなら残したい。
そこで、兼ねてから考えよったペーパーレス化をしようと。。。
いまウチの家には、電話&FAX機の「おたっくす」、姉ちゃんから譲ってもろうたエプソンのプリンタ「PM-870C」がある。そこにスキャナが加わる形になるんよね。スキャナといえば、一昔前だと大きいフラットヘッドを持つフットプリントの大きなスキャナが一般的。けんど最近は、コミックや資料を自分で取り込んで電子化する、いわゆる「自炊」が一般的になって、取り込む事を目的にした「ドキュメント・スキャナ」が普及してきたみたい。
ドキュメント・スキャナの雄「ScanSnap S1500」
その代表格がこれ。
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
- 出版社/メーカー: 富士通
- 発売日: 2009/02/07
- メディア: Personal Computers
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2009年発売にも関わらず、この分野じゃデファクトスタンダードな機種みたい。が、丁度のタイミングでキャノンがドキュメントスキャナの新機種を発表。
Canon imageFORMULA DR-C125 A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚 重送軽減リタードローラー採用 Uターン排紙省スペース設計モデル
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: Personal Computers
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これ、ラウンドスキャンと言われる機構で省スペースがウリみたい。ドキュメントスキャナ専用機らしく、OCRソフトのデキもえいみたい。読み込んだデータを OCR にかけてテキストを判別。それを PDF 化する時に透明な画像として別レイヤで一緒に保存する事で全文検索にも対応できる PDF を出力できるっぽい。
データを電子化しても検索が出来んんと実質使い物にならん。これは必須機能。Webサイトには次のようなレビューが。。。
カラー毎分25枚+ダブらんスキャン+新デザイン:これはドキュメントスキャナの“省スペース革命”だ!――キヤノン「imageFORMULA DR-C125」徹底検証 (1/4) - ITmedia PC USER
発売直前の緊急検証!キヤノン ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C125 初心者も上級者も納得の超省スペース・高速スキャナーがスゲエ! - Impress Watch
これらレビューを見た限り、発売されたばっかりやし、機能的にも不足はないき、これにするか?と思いよった。
が、ちょっと気になる事があって。。。スキャナ専用機を買うという事は「モノ」がまた一つ増えるって事。子供のものでただでさえ家のなかわややのに出来る限り「モノ」は増やしたくないんよねぇ。。。そうすると、別の選択肢が、、、という事で対抗機種としてあがってきたのが「複合機」。
モノを増やしたくない、スペース効率なら複合機
一般的には、プリンタとスキャナの機能を持った複合機やけど、どうせなら電話&FAX機も兼ねてもらいたい。そういうのを探してみると、選択肢としてはブラザーのコレ。
BROTHER MyMio A4インクジェットFAX複合機 デジタル子機1台 MFC-J850DN
- 出版社/メーカー: ブラザー工業
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: Personal Computers
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これ、全て兼ね備えた複合機。極小のボックス&子機を電話線につないで、無線LANで本体とやり取りするみたい。場所を取る本体を好きなところに置ける。
ここで、ドキュメントスキャナと複合機のメリット・デメリットをまとめてみると、、、
- 複合機
- メリット
・ 場所を取らない(モノを減らせる)
・ 無線LANが利用できケーブルが不要
・ 比較的安価 - デメリット
・ プリント、スキャナ等の品質は単体機に劣る
・ 1枚1枚手動で読み込ます必要がある
・ 読み込めるのはA4まで
- メリット
- ドキュメント・スキャナ単体機
- メリット
・ スキャナの品質がいい
・ 細かい設定が可能
・ 複数枚を自動で読み込み可能
・ A3まで読み込み可能 - デメリット
・ 専用の場所を取る
・ USBケーブルでつなぐ必要がある
- メリット
ま、当たり前やけど、双方のメリット・デメリットがそれぞれにあるという(^^;。
いや、ウチに合うのはドキュメント・スキャナか?
ここで、嫁さんにわが家の現状を確認したら、今の電話&FAX機は必要十分みたい。FAXも年に数回使う程度だと。コピー機能は役員をする時はそれなりに利用したけどその時だけ。プリンタも年賀状だけやなぁ。となると、(場所が節約できるとは言え)買い替えはちょっと躊躇される。。。やっぱりドキュメント・スキャナ専用機か。
OCR精度には期待すべからず
ドキュメント・スキャナ専用機に傾く理由に「取り込んだ資料が後から検索できること」ってのもある。これを実現するためには全文検索が可能なPDF、いわゆる「サーチャブルPDF*1」を作成する必要がある。複合機にもOCR機能はるみたいやけど専用機のそれより認識率が劣るみたい。OCRに注目するとドキュメント・スキャナに分があるみたい。
が、いろんなサイトを見ると、現在の OCR 技術っていうのはかなり精度が悪いみたい。英字の「i, I, 1」の認識すら難しいらしく、日本語となればその困難さは想像が難くない。OCR 機能にはあんまり期待せんほうがえいかな。それに、テルの答案用紙や学校から持って帰るのは、小学生低学年ってのもあって、字を認識させる必要はあんまりなさそう。PDF化するときに補足情報として後で検索しやすいような情報を付加するか、格納フォルダの工夫が必要そう。
スキャンしたい紙って意外にもA4以上が多い
と、いろいろ調べてる時に、ふと、スキャンしたい紙ってどういうの?と思ってあらためて見なおしてみたら、テルが学校から持って帰る答案用紙や資料は意外にも B4 サイズが多い。つまり A4 より大きい*2。と、いう事は、A4フラットスキャナじゃ読み取れない!え〜、マジっすか。工夫して読めん事はないかもしれんけど、、、ドキュメント・スキャナなら A3 を半折にして読み込んで1枚のPDFにできる。
やっぱり(と何度も変わるけんど^^;)、ドキュメント・スキャナ専用機の方が良さそう。
大事なのは使い勝手、特にソフトウェア
ドキュメント・スキャナとなると、冒頭にも書いた DR-C125 か? 今年発売で最新機種。ハード的にも進化してて ScanSnap S1500 より読み込みも速いし、設置面積も小さい。が、いろんなサイトを見て歩くと、ハード的には DR-C125 が良さそうやけど、ソフト的には ScanSnap S1500 に付属の ScanSnap Organizer や 同 Manager のデキがえいらしい。いろんなノウハウもあるのも有利。それに、ScanSnap なら「やさしく家計簿エントリー」が付いとる*3し。
実機を見て初めて分かる収納時のサイズの違い
そうして休みの日に家電量販店に行って実機を見てみると、写真で見る以上に ScanSnap S1500 の方が小さい。DR-C125 はスキャン時は確かに省スペースやけど普段は大きく見える。DR-C125 の方が高さがあるきやろうなぁ。これはWebでは分からん違いやった。
そして、2011年9月6日、ブラザーの複合機 MyMIO の新製品発表。がしかし、肝心の「マイミオフリー」は1年前から変更なしと。一番ウリだと思う機種に変更がないのかちょっとがっかり。けんど、これで心置きなく ScanSnap S1500 を買える。
ScanSnap S1500 来たる!
以上のように、いろいろ検討した結果、
- A4以上のサイズが読める
- 稼動時より収納時のサイズが大事
- OCRの性能はちょっとでも高い方がよい
- ソフトの使い勝手が大事
というわが家の事情により、ScanSnap S1500 がわが家に来た! Amazon が安いけんどデオデオで買うた。知り合いの店員さんとの付き合いを大事にしたいし、メーカーとは別に5年保証も付いとるしね。
さぁ、紙減らすぜや。
*1:読み込んだデータをOCR解析して、認識したテキストをPDFののテキストレイヤとして埋め込む技術
*2:参考:用紙サイズ一覧.com
*3:正確には S1500 には付属していないので Setupプログラムのダウンロードについて : 富士通 からダウンロードする必要がある